ほてりやすい
顔がすぐに赤くなったり、熱を持ったようにほてりやすいというお悩みは、皮膚科の診療において非常に多くの方が抱えていらっしゃる症状です。墨田区の曳舟駅から徒歩2分の場所にある清水皮膚科医院では、このような「顔の赤み」や「ほてり」に対して、日本専門医機構認定 皮膚科専門医である2名の女性医師が専門的な視点からアプローチしています。ほてりの背景には、単なる体質だけでなく、酒さ(しゅさ)や毛細血管拡張症といった治療が必要な疾患が隠れていることも少なくありません。私たちは、保険診療による内服・外用治療から、自由診療による光治療機器を用いた専門ケアまで、患者さん一人ひとりの肌状態に合わせた選択肢をご提案しています。
ほてりやすい原因
顔がほてりやすい状態になる原因は多岐にわたり、複数の要因が重なり合っていることも珍しくありません。私たちのクリニックでは、診察を通じてどのような要因が関与しているかを丁寧に紐解いていきます。
外部環境と生活習慣の影響
気温の変化や直射日光、刺激の強い食事などは、顔の血管を拡張させる大きな要因となります。特に冬場の暖房による温度差や、夏場の強い紫外線は、肌のバリア機能を低下させ、血管が過剰に反応しやすい状態を作り出します。また、アルコールや香辛料の摂取、激しい運動なども、一時的な血流増加を招き、顔がほてりやすい状況を悪化させることがあります。
皮膚のバリア機能の低下と炎症
間違ったスキンケアや、強すぎる洗顔、過度なマッサージなどは、皮膚の一番外側にある角質層を傷つけます。バリア機能が壊れた肌は、外部からの刺激に対して非常に敏感になり、わずかな刺激でも炎症を起こして血管が広がってしまいます。これが慢性化すると、常に顔が赤く、熱を持ち、ほてりやすい肌質になってしまうのです。
ほてりやすいことによって引き起こされる病気
「単にほてりやすいだけ」と思って放置していると、特定の皮膚疾患が進行してしまう場合があります。早期に適切な診断を受けることが、健やかな肌を保つ近道です。
酒さ(しゅさ)
中年以降に多く見られる慢性的な炎症性疾患で、鼻や頬を中心に赤みやほてりが生じます。初期段階では一時的な赤みですが、進行すると常に赤く、血管が浮き出て見えたり、ニキビのようなブツブツができたりすることもあります。酒さは放置すると皮膚が厚くなるなどの変化を伴うこともあるため、注意が必要です。詳細については、当院の「酒さ(しゅさ)」のページをご覧ください。
毛細血管拡張症
皮膚の表面に近い部分にある細い血管が、拡張したまま戻らなくなってしまった状態です。特に鼻の周りや頬などで、糸くずのような血管が透けて見えるのが特徴です。気温の変化に関わらず、常に顔が赤みを帯びているように見え、物理的な刺激や感情の動きでさらにほてりやすいと感じることが増えます。詳しくは「毛細血管が目立つ」のページでも解説しています。
脂漏性皮膚炎
皮脂の分泌が多い部位(鼻の周りや眉間など)に起こる湿疹です。赤みやカサつき、かゆみを伴い、炎症があるために患部がほてりやすい状態になります。皮脂を好む常在菌のバランスが崩れることが一因とされており、適切な塗り薬による治療が必要です。お悩みの方は「湿疹」のページを参考にしてください。
アトピー性皮膚炎や接触皮膚炎(かぶれ)
アレルギー反応や刺激によって皮膚に強い炎症が起きると、血液が集まって赤みと熱感を持ちます。特に顔は皮膚が薄いため、化粧品や花粉などの影響を受けやすく、炎症が続くことで慢性的に赤ら顔の状態が定着してしまうことがあります。症状については「アトピー性皮膚炎」のページや「かぶれ(接触皮膚炎)」のページもご確認ください。
ほてりやすい症状の処置や治療法
清水皮膚科医院では、ほてりやすい肌を根本から整えるために、医学的根拠に基づいた多様な治療法を組み合わせて提供しています。保険診療を基本としつつ、より高い効果を求める方には自由診療のご提案も可能です。
保険診療による内服・外用治療
まずは皮膚の炎症を抑え、血管の過剰な拡張を鎮めるための治療を行います。主な治療法は以下の通りです。
- ロゼックスゲルなどの外用薬(酒さの赤みやブツブツに有効です)
- テトラサイクリン系などの抗生剤の内服(炎症を鎮める効果があります)
- 非ステロイド性抗炎症薬の外用(湿疹などの炎症を抑えます)
特に外用薬については、塗り方一つで効果が変わるため、当院では実際にスタッフが丁寧に塗り方の指導を行っています。
自由診療(自費治療)による専門ケア
保険診療だけでは改善が難しい頑固な赤みや血管拡張には、自費診療による治療が効果的です。当院では最新の知見に基づき、以下の機器を導入しています。
ノーリス(IPL光治療)
次世代のIPL光治療機であるノーリスは、ヘモグロビン(血液中の成分)によく吸収される波長を使用しており、余計な血管を収縮させて赤みを改善する効果が期待できます。従来の光治療よりも肌への負担を抑えつつ、効率的にアプローチできるのが特徴です。詳細については「ノーリス(IPL光治療)」のページをご覧ください。
シルファームX(マイクロニードルRF)
微細な針を用いて高周波(RF)を皮膚の深層に届ける治療です。基底膜という皮膚の土台を修復し、異常な血管の新生を抑制することで、ほてりやすい肌質自体を改善に導きます。赤みだけでなく肌のハリも気になる方に適しています。詳しくは「シルファームX」のページをご覧ください。
【未承認医薬品・医療機器に関する記載】
- 未承認であることの明示・・この治療で使用するシルファームXは、医薬品医療機器等法上の承認を得ていない未承認医療機器です。
- 入手経路・・当院の医師の判断のもと、韓国のVIOL社より国内代理店を経て法的な個人輸入により導入しています。
- 国内の承認医薬品等の有無・・同一の性能を有する他の国内承認医療機器はありません。
- 諸外国における安全性等に係る情報・・米国のFDAにおいて510(k)clearanceを取得しております。これまでに重大な副作用の報告はありませんが、照射後の赤み、腫れ、内出血などのリスクが報告されています。また、韓国MFDSの承認を受けています。
- 医薬品副作用被害救済制度の対象外であることの明示・・本治療は公的な救済制度の対象外となります。
ほてりやすいについてのよくある質問
Q. 日常生活で気をつけるべきことはありますか?
A. 急激な温度変化を避ける、紫外線をカットする、刺激物を控えるといった基本的な対策に加え、何よりも「肌をこすらない」ことが重要です。洗顔や保湿の際は、赤ちゃんを扱うような優しい手つきを心がけてください。当院では外用薬の塗り方も個別にお伝えしています。
院長より
「顔がすぐに熱くなる」「ずっと赤みが引かない」というお悩みは、周囲に相談しづらく、お一人で鏡を見て溜息をついてしまうことも多いかもしれません。曳舟駅近くの清水皮膚科医院では、私たち2名の女性皮膚科医師が、同じ女性の立場からも寄り添い、丁寧にお話を伺うことを大切にしています。ほてりやすいという症状は、適切な診断と治療、そして正しいスキンケアの組み合わせで、少しずつ改善していく可能性はあります。
当院は、皮膚の専門的な治療において墨田区の地域医療を支える自負を持っています。保険診療でしっかり炎症を抑えることから始め、必要であれば自費治療を組み合わせるなど、患者さんにとって最適なプランを一緒に考えていきましょう。小さなお子さんからご高齢の方まで、ご家族で通いやすい皮膚科を目指しておりますので、どうぞお気軽に相談にいらしてください。
受診をご検討の方は「当院を受診される方へ」のページにて、受付の流れやアクセス情報をご確認いただけます。
