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帯状疱疹

体の片側にピリピリとした刺すような痛みを感じ、その後に赤い発疹や水ぶくれが現れる帯状疱疹は、多くの方が一生に一度は経験する可能性がある身近な病気です。墨田区の東武スカイツリーライン曳舟駅から徒歩2分の場所にある私たち清水皮膚科医院では、日本専門医機構認定 皮膚科専門医である女性医師2名が、患者さんの不安に寄り添いながら丁寧な診療を行っています。

帯状疱疹は早期に治療を開始することで、痛みの期間を短縮し、後遺症である帯状疱疹後神経痛のリスクを減らすことが期待できます。当院では、お薬の処方だけでなく、お薬の塗り方の実演指導なども含めた、きめ細やかなサポートを心がけております。

詳細な診療案内については「一般皮膚科」のページも併せてご覧ください。

帯状疱疹の症状について

帯状疱疹の症状には、典型的な進行パターンがあります。多くの場合、皮膚に変化が現れる数日前から、体の片側の特定の部位にチクチクとした痛みや違和感を感じることから始まります。この段階では見た目に変化がないため、虫刺されや筋肉痛と勘違いされることも少なくありません。

初期症状(前駆期)

皮膚に赤い発疹が出る数日前から、以下のような感覚が生じることがあります。

  • 皮膚のピリピリ、ムズムズとした違和感
  • 刺すような痛みや電気が走るような痛み
  • 服が擦れるだけで痛いといった過敏な状態

皮膚症状の出現(発疹期)

痛みが始まってから数日後に、神経の通り道に沿って帯状に赤い発疹が現れます。この症状が「帯状疱疹」という名前の由来にもなっています。主な特徴は以下の通りです。

  • 体の左右どちらか片側だけに現れる(真ん中を越えて広がることが少ない)
  • 赤い斑点の中に、小さな水ぶくれ(水疱)が集まってできる
  • 水ぶくれが次第に黄色っぽくなり、その後かさぶた(痂皮)になる

痛みの変化と回復

皮膚の症状が落ち着くまでに通常2週間から3週間ほどかかります。かさぶたになって剥がれ落ちると皮膚の状態は改善しますが、神経のダメージが強い場合は皮膚が治った後も痛みが残ることがあります。これを帯状疱疹後神経痛と呼び、早期の適切な処置がこの後遺症を悪化させない鍵となります。

受診をお考えの方は「当院を受診される方へ」のページで受付方法をご確認ください。

帯状疱疹の原因について

帯状疱疹の原因は、子供の頃に多くの人が感染する水痘・帯状疱疹ウイルスです。初めて感染したときは「水ぼうそう(水痘)」として発症しますが、治った後もウイルスは完全に体から消えるわけではありません。神経の根元にある神経節という場所に、静かに潜伏し続けています。

なぜウイルスが再活性化するのか

健康なときは、体内の免疫力がウイルスを抑え込んでいます。しかし、以下のような要因で免疫力が低下すると、ウイルスが再び活動を始め、神経を伝わって皮膚に到達し、帯状疱疹を引き起こします。

  • 加齢
  • 過労やストレスの蓄積
  • 病気による体力低下や免疫抑制剤の使用
  • 強い紫外線への曝露による一時的な免疫低下

周りの人への感染について

帯状疱疹そのものが他の人に帯状疱疹としてうつることはありません。しかし、水ぼうそうにかかったことがない人(特に小さなお子さん)に対しては、水ぶくれの中にあるウイルスが原因で水ぼうそうとして感染させる可能性があります。すべての水ぶくれがかさぶたになるまでは、乳幼児や妊婦さんとの接触を避ける配慮が必要です。

帯状疱疹の病気の種類(関連疾患や合併症)について

帯状疱疹は単なる皮膚の病気ではなく、ウイルスが神経を攻撃する病気です。そのため、発症した部位によっては重大な合併症を引き起こす可能性があります。

帯状疱疹後神経痛(PHN)

最も頻度の高い合併症で、皮膚の症状が消えた後も3ヶ月以上にわたって痛みが続く状態です。神経がウイルスによって深く傷つけられることで起こります。高齢者ほど移行しやすい傾向があり、日常生活に支障をきたすような強い痛みが残る場合もあります。

顔面麻痺(ラムゼイ・ハント症候群)

耳の周りや顔に帯状疱疹が出た場合に起こりやすい合併症です。顔の筋肉を動かす神経がダメージを受けることで、顔の半分が動かなくなったり、耳鳴りやめまいが生じたりすることがあります。早急に専門的な治療を開始する必要があります。

角膜炎

目の周りの神経(三叉神経の第一枝)にウイルスが感染した場合、目の充血や痛みだけでなく、角膜炎を引き起こし、最悪の場合は視力低下や失明につながる恐れもあります。皮膚科と同時に眼科の受診も必要になるケースです。

帯状疱疹の治療法について

帯状疱疹の治療の目的は、ウイルスの増殖を抑えて皮膚症状を早く治すことです。当院では、患者さんの症状の重さや年齢に合わせて最適な治療計画を立てていきます。

抗ウイルス薬の内服

治療の柱となるのが抗ウイルス薬(アメナメビル、バラシクロビルなど)の内服です。ウイルスの増殖を抑える効果がありますが、増えきってからでは効果が限定的になるため、皮疹発症からできるだけ早期に服用を開始することが理想とされています。通常、7日間継続して服用します。

鎮痛薬による痛みのコントロール

痛みを我慢するとストレスで免疫力がさらに低下し、治癒を遅らせることがあります。初期は一般的な消炎鎮痛剤を処方します。帯状疱疹後神経痛に対しては、神経の痛みに特化したお薬を組み合わせて処方します。また、必要があればペインクリニックへご紹介もしております。

外用薬(塗り薬)の処方

水ぶくれが破れて2次的に細菌感染を起こしたり、跡が残ったりするのを防ぐために、外用薬も大切です。当院では、スタッフが実際にお薬の塗り方の指導を丁寧に行い、治療効果を最大限に高められるようサポートしています。

詳しい塗り方のコツについては「スキンケア指導」のページでも解説しています。

 

帯状疱疹についてのよくある質問

Q1. 帯状疱疹は他の人にうつりますか?

A1. 帯状疱疹そのものがうつることはありませんが、水ぼうそうにかかったことがない人には、接触によって水ぼうそうとしてうつる可能性があります。水ぶくれの中にウイルスが含まれているため、患部をガーゼ等で覆い、かさぶたになるまでは共用のタオルなどは避けてください。

Q2. 仕事や家事は休んだほうがいいですか?

A2. 帯状疱疹は免疫力が低下しているサインです。安静にすることが最も重要な治療の一つですので、無理は禁物です。特に発疹が出ている時期は、十分な睡眠と栄養を摂り、ストレスを避けて過ごすようにしてください。

 

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