皮膚腫瘍
墨田区の曳舟駅から徒歩2分の場所にある清水皮膚科医院では、皮膚にできた「できもの」や「しこり」といった皮膚腫瘍の診断と治療に力を入れています。皮膚腫瘍には、放っておいても問題のない良性のものから、早期の発見と適切な処置が必要な悪性のものまで、非常に多くの種類が存在します。私たちは、日本専門医機構認定 皮膚科専門医である女性医師2名が中心となり、患者さん一人ひとりの不安に真摯に耳を傾けながら、丁寧な診察を行っています。当院では視診だけでなく、ダーモスコピーという特殊な拡大鏡を用いた詳細な検査を行い、必要に応じて日帰り手術にも対応できる体制を整えています。ご自身やご家族の皮膚に気になる盛り上がりや色の変化を見つけたときは、どうぞお気軽に私たちのクリニックへご相談ください。
皮膚腫瘍で診る症状
皮膚腫瘍、つまり「皮膚のできもの」には、自覚症状がほとんどないものから、痛みや違和感を伴うものまでさまざまです。患者さんが受診されるきっかけとして多い症状を整理しました。
しこりや盛り上がり
皮膚の下に何か硬い塊がある、あるいは皮膚の表面がポコッと盛り上がっている状態です。指で触れると動くものもあれば、周囲の組織と癒着して動かないものもあります。これらは粉瘤や脂肪腫といった良性腫瘍であることが多いですが、大きさや硬さの変化には注意が必要です。
色の変化やシミの拡大
もともとあった「ほくろ」の色が濃くなった、あるいは急に黒いシミのようなものが現れて範囲が広がってきたという症状です。色が均一でない場合や、境界線がギザギザしている場合は、注意深く観察する必要があります。
痛みや痒みを伴うもの
できものの周囲が赤く腫れて痛みがある場合、細菌感染を起こしている可能性があります。特に粉瘤は、内部に溜まった老廃物に細菌が入り込むことで、強い痛みや膿を伴う炎症性粉瘤へと悪化することがあります。
繰り返す出血や治りにくい傷
ちょっと触れただけで出血する、あるいはカサブタができてもすぐに剥がれて傷が治らないといった症状は、悪性腫瘍のサインである可能性も考えられます。長期間治らない皮膚のトラブルは早期の診断が重要です。
皮膚腫瘍で診る病気
当院で診察することの多い代表的な皮膚腫瘍について解説します。皮膚腫瘍は大きく分けて、命に別状のない良性腫瘍と、周囲の組織を壊したり転移したりする悪性腫瘍があります。
代表的な良性腫瘍
- 粉瘤(ふんりゅう)・・皮膚の下に袋ができ、そこに本来剥がれ落ちるべき垢や皮脂が溜まってしまう疾患です。
- ほくろ(母斑)・・色素細胞が密に集まってできたもので、平らなものから盛り上がったものまであります。
- 脂肪腫・・脂肪細胞が増殖してできる良性の塊で、柔らかい感触が特徴です。
- いぼ(尋常性疣贅)・・ウイルス感染によって生じる盛り上がりで、放置すると周囲に広がる性質があります。
- 血管腫・・毛細血管が増殖して赤く見えるできもので、いわゆる「赤アザ」の一種です。
これらの詳細については「粉瘤(ふんりゅう)」のページや「ほくろ」のページを参照してください。
悪性が疑われる皮膚腫瘍
一見するとただのシミやほくろに見えても、実は皮膚がんである場合があります。代表的なものとして、高齢の方の顔によく見られる「基底細胞がん」や、日光にあたり続けることで生じる「日光角化症」などがあります。最も注意が必要なのは悪性黒色腫(メラノーマ)と呼ばれるものです。これらは早期に発見し、適切な医療機関で治療を開始することが予後(その後の経過)を左右します。
当院での皮膚腫瘍の検査
診断を確定させるために、清水皮膚科医院では以下のような手順で検査を進めていきます。患者さんに負担の少ない方法から順に検討いたします。
ダーモスコピー検査
ダーモスコピーとは、拡大鏡を用いて皮膚の構造を観察する検査です。
皮膚生検(病理検査)
視診やダーモスコピーだけでは診断がつかない場合、腫瘍の一部を小さく切り取って顕微鏡で調べる検査を行います。これを皮膚生検と呼びます。がん細胞の有無や、腫瘍の正確な種類を特定するために非常に重要なステップです。
皮膚腫瘍の日帰り手術について
診断の結果、手術が必要と判断された場合、当院では局所麻酔による日帰り手術を行っています。悪性腫瘍の場合は、適切な病院にご紹介させて頂いております。
日帰り手術の流れ
- 事前診察・・まずは医師が診察し、手術の適応があるかどうかを判断します。
- 手術日の予約と同意・・手術の内容やリスクについて詳しく説明し、ご納得いただいた上で日程を調整します。
- 手術当日・・局所麻酔を行い、腫瘍を適切に切除します。時間は内容によりますが、30分から60分程度が一般的です。
- 術後の経過観察・・数日後に傷口のチェックを行い、約1週間から2週間後に抜糸を行います。
手術の詳細については「皮膚のできもの(日帰り手術)」のページも併せてご覧ください。
皮膚腫瘍についてのよくある質問
Q1. 手術は痛いですか?
A1. 手術は局所麻酔をしてから行います。麻酔の注射の際にはチクッとした痛みがありますが、手術中に痛みを感じることはほとんどありませんのでご安心ください。
Q2. 傷跡は残りますか?
A2. 皮膚を切開するため、完全に無傷というわけにはいきませんが、できるだけ傷跡が目立たなくなるよう、切開の方向や縫い方を工夫しています。
Q3. 悪性かどうか、見ただけでわかりますか?
A3. 経験豊富な医師が診察すれば、ある程度の推測は可能です。しかし、確実な診断のためにはダーモスコピーでの観察や、必要に応じた皮膚生検、病理検査が不可欠です。自己判断は禁物です。
Q4. 受診したその日に手術できますか?
A4. 基本的には、初診時に診断を行い、後日の手術予約となります。ただし、炎症を起こして膿が溜まっている粉瘤の切開排膿など、緊急を要する場合はその場で処置を行うこともあります。
当院の皮膚腫瘍診療について
私たち清水皮膚科医院では、墨田区東向島の地域に根ざした皮膚科として、患者さんの不安を解消することを第一に考えています。「ただのできものだと思っていたけれど、実は…」というケースは少なくありません。逆に、ずっと心配していたものが、検査をしてみたら全く心配のない良性腫瘍だったと分かり、安心してお帰りになる患者さんもたくさんいらっしゃいます。
日帰り手術の対象となる代表的な疾患については、以下の各ページで詳しく解説しています。
